4年ぶりに制限なしで開催された「東京ゲームショウ」。拡大する市場に熱い視線が注がれていますが、今回の注目は、最新ゲームだけではなく、「ゲーム部屋」のコーディネートも。注目のゲーム業界で新たな夢を追う19歳を取材しました。
■持ち運べるゲーミングPC登場 PCゲームを“外でもできる時代”に
喜入友浩キャスター
「最新のゲームが集う東京ゲームショウ。見渡す限り、ゲーム、ゲーム、ゲーム!異世界に来たようです」
「こちらでは、ストリートファイターの最新作を体験できるというんですが、30分待ちとなっています。多くの方が楽しんでいます」
対戦格闘ゲームといえば、「ストリートファイター」。最新作を前に、喜入キャスターも血が騒ぎます。
過去最多、44の国と地域から787の企業が出展する「東京ゲームショウ」。
今年の注目は、“持ち運べるゲーミングPC”です。
ASUS JAPAN担当者
「(Q.これパソコンなんですか?)そうなんです。中にWindowsPCが入っていて、ゲーミングパッドが付いている。このままゲームができる夢のような端末」
ニンテンドースイッチなど、持ち運べるゲーム機が一般化する一方で、家でプレイするしか選択肢がなかったパソコンゲーム。それが“外でも出来る時代”が来ました。
会場にはゲーム以外も。家具大手・ニトリは“ゲーム部屋のコーディネート”を提案。
ニトリ担当者
「ブラックの定番コーディネートだったり、最近、女性のゲーマーが増えてきて、ホワイトのコーディネートだったり、こういったお部屋をベースとして色々カスタマイズしていただければと」
職業プロゲーマーも当たり前になった昨今。腕前を競う「eスポーツ」の市場規模は、およそ129億円と3年間で2倍に。その後も拡大し続ける予測が出ています。
■「世界を変える30歳未満」30人にも選出 不登校からゲームトレーナーに
茨城県つくば市。ここに注目のゲーマーがいると聞いて訪ねました。東佑丞さん(19)。世界的に有名なゲームの高校生の全国大会で1000以上のチームが参加する中、6位入賞の実力者です。
さらに、ビジネス誌「Forbes JAPAN」の「世界を変える30歳未満」の30人にも選出。
東佑丞さん
「ゲームトレーナーとしての活動が認められて評価された」
東さんはいま、子どもたちにゲームを教えるゲームトレーナーとして活動しています。元々はプロゲーマーを目指していた東さんですが、その夢は挫折。自身のスキルを活かそうと、子ども達にゲームを教えることにしました。
小学5年の生徒
「(Q.成長しているなって感じる部分は?)ゲームでしゃべったりするから、コミュニケーションは前よりかは上がってる」
腕前を上げることだけが目的ではないといいます。
東佑丞さん
「僕と同じような経験をされている人が世の中にもっといるだろうと思いましたし」
東さん、実は過去にこんな経験をしていました。
東佑丞さん
「小学校の低学年のころから不登校で、協調性を求められる場が得意じゃなくて」
不登校や挫折の経験がある自分だからこそ、ゲームを通じて悩みを解決できるかもしれない。そう東さんは考えています。
東佑丞さん
「これだけ不登校でこれだけ人生の時間をゲームに費やしてきた人間が、いま社会に評価される立場になって発信できることがすごく大事。不登校のお子さんがいて、悩んでいる親御さんだったりとか、ある程度希望になるじゃないけど、自分の発信を世の中の親御さん、お子さんに届けていけるようにというのが展望」
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