Valveは7月16日、PCベースの携帯型ゲーム機「Steam Deck」を正式発表した。12月発売予定で、価格は399ドルより。すでに日本語サイトもオープンしているが、日本は最初の展開地域に含まれておらず、2022年以降になる見込み。
「Steam Deck」は、以前から開発が進められていた「Steam OS」を使ったValve独自の携帯型ゲーム機。Steamアカウントでログインすることで、現在のSteamの資産をそのままこのマシンで活かすことができる。
【Steam Deck】

ハードウェアは、PS5やXbox Series X|Sと同世代となるZen2+RDNA2のAPUを採用し、メモリは16 GB LPDDR5、ストレージは上位モデルはNVMe SSDを採用するなど、PS5やXbox Series X|Sの存在を強く意識した最新世代の携帯型ゲーム機となっている。
モニターは、7インチのマルチタッチディスプレイ。解像度は1280×800ドットで、リフレッシュレートは60Hzとなっている。
インターフェイスは、2本のアナログスティックに、デジタルパッド(十字キー)、XYBAボタン、上部のLRトリガー、背面のグリップボタン、Nintendo Switchのようなジャイロ、さらに左右にスライドパッドを搭載。携帯型ながらマウス操作を必要とするPCゲームもプレイ可能となっている。
【ハードウェア】


ネットワークはWiFi接続を利用し、オーディオはステレオスピーカーを搭載。40Whrのバッテリーで数時間の駆動が可能としている。ストレージの拡張はmicroSDを採用。まるでカートリッジのようにゲームにアクセスできるという。
SteamOS独自の機能として、レジュームモードを搭載。Nintendo Switchのように電源ボタンを押すだけでスリープモードに入り、再度電源ボタンを押すと中断したところから再開できるとしている。
【SteamOS】


モデルはストレージ別に3種類を用意。64GB eMMC内部ストレージモデルが399ドル、256GB NVMe SSDモデルが529ドル、512GB NVMe SSDモデルが649ドルとなっている。NVMe SSDモデルにはキャリングケースが同梱される。
【3つのストレージオプション】

また、別売のドックを使うことで、外部ディスプレイに接続する事も可能。公開されているデモでは、Nintendo Switchのテレビモードのような感じで、据え置き型のゲーミングPCとして使うことも可能なようだ。またこのドックを使うことで、USB接続(3.1、2.0)も可能となり、キーボードやマウス等、各種周辺機器の接続もサポートする。
気になるサイズは298×117×49mm(横×縦×厚さ)、重量は約669gで、Nintendo Switchよりひとまわり大きく、270g近く重い。ただ、十分なゲーム性能を備えながらこのサイズ感は脅威的で、発売が楽しみなゲーム機といえる。
Valve、#NintendoSwitch のような携帯型ゲーム機「 #SteamDeck 」正式発表
次世代機と同じZen2+RDNA2ベース。Steamタイトルがプレイ可能に
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